不動産における鑑定と診断の違い
「鑑定」も「診断」も不動産を「調査する」ことには違いがありませんが、中身は全然違います。
鑑定 | 診断 | |
資格者 | 不動産鑑定士 | 建築士 |
業務内容 | 価値(価格)を査定する | 不具合や欠陥を調べる |
調査内容 | 不動産鑑定評価基準に則った調査項目 | 国交省が定めたガイドラインに基づいた調査項目 |
主な対象 | 土地 | 建物 |
注意点 | 土地のみの鑑定を主にしているため、建物に弱い鑑定士が多い | 土地は対象外 |
一般的に、不動産鑑定士は「建物の鑑定に弱い」といわれています。なぜなら、公的な鑑定は土地のみの鑑定が多いため、建物の鑑定は不得意なのです。
反対に、建築士は多くの建物の不具合や欠陥を見ているため、建物を見る目はあるのですが、土地については専門外ですし、そもそも不動産について価値を出すことは法律上認められていません(不動産の鑑定評価に関する法律第36条)。
弊社では、建築士の資格を持った不動産鑑定士により、それぞれの資格を活かした調査方法で、土地も建物も詳細に判断したインスペクション付鑑定評価も行うことが出来ます。
例えば
●不動産の価値とともに、建物の状況も知りたい →インスペクション付鑑定評価
といったサービスが可能です。