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無料査定と鑑定評価の違い

「査定」と「鑑定」の違いはご存知でしょうか?
以前、こんなご相談を受けました。

「共有マンションを(売却ではなく)財産分与したいのだけど、よくある大手不動産会社の『無料査定』で金額を出すのと『不動産鑑定』ではどのような違いがあるのですか?」

財産分与をするのに「無料」で査定されたものにどれだけの「真実味」があると思いますか?
その無料査定の値段には、大手不動産屋会社の思惑は入っていませんか?
本当に「お客様のことだけ」を考えて出された価値だと思いますか?
何千万という金額をやり取りするのに、どこの誰かわからない人が「無料」で出した金額を信頼してしまって大丈夫ですか?

大手不動産会社の無料査定は、なぜ「無料」で提供されていると思いますか?
不動産を適正に査定しようと思ったら、あらゆる意味でコストがかかります。
登記簿などの取得、現地調査、役所調査・・・それらのコストを無視した「無料サービス」には必ず「契約が欲しい」などの裏の意味があると知るべきだと思います。

確かに不動産の無料査定は、売却の際の参考価格としてなら十分に価値があると思いますが、財産分与などの大事の際に使用するのはいかがかと思います。

また、「査定」と「鑑定」という観点からみても大きな違いがあります。

不動産鑑定士は国家資格です。鑑定評価書には不動産鑑定士の名前が記され、誰がどのように鑑定し金額を出したのか明らかになっています。名前が記載されるということは、その金額に責任を持つということです。
また鑑定評価書は、税務関係や裁判などで立証資料にもなっていることからも分かるように、不動産査定よりも断然信頼性が高い内容になっています。これは不動産鑑定評価基準に基づいているため、算出された価格の根拠や理由についても明確に説明されているからです。

特に今回の場合、財産分与という大切な資産価値を求めるのに、無料査定に基づいて分与をしてしまうと、後々「実際はもっと価値があったんじゃないか?」「実は損をしたのではないか?」という思いを引きずってしまいます。(実際、不動産会社の無料査定で出た金額をめぐり双方でもめて、裁判の際に鑑定評価を取るケースも見られます。)

不動産は大切な財産です。
「相続をすることになった」「不動産の分割をしたい」「公的機関へ資料を提出しなければならない」などなど・・・。
このような重要な事項を判断するための基礎資料として不動産の適正な価格を求めるならば、不動産会社の「無料査定」ではなく、公正で信頼のある「鑑定評価」をご利用頂くのが、いいのではないでしょうか。

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